夜に眠れない!かゆみ対策

アトピーで痒みが出てしまうと辛いですよね。昼間は薬をつかったり、意識的に掻かないようにできますが、無意識である睡眠中は制御がききません。知らず知らずのうちに掻き壊して悪化させないために、起きているときにできるかゆみ対策をご紹介しましょう。

  • 先輩は朝起きたら掻き傷ができていることってありますか?
    私は首の周りとかが結構赤くなるんですよね。

  • 寝ている時だけかゆいの?
    起きている時はどう?

  • 起きているときには掻かないように気をつけていて、薬も塗っているからそこまで痒くないですね。やっぱり無意識で掻くんですかね…

  • 自分ではぐっすり寝ているつもりでも、睡眠中にかゆみが起きると深い眠りに入れないから疲れが抜けないよ。あ、まだ若いからあんまり感じないか…

寝ているときに痒みなどの刺激が起こると、脳は眠っていますが体は完全に休むことが出来ず、眠りの質も悪くなります。肌にも疲労が伝わってよい皮膚が生まれなくなってしまいます。アトピー肌の方はどうすれば心地よい眠りにつけるのでしょうか?

痒みが夜に出やすい本当の理由

一般的にアトピーの痒みは夜になると感じる人が多い、と言われていますが、なぜなのでしょう?その理由は実に単純で、わかりやすいものでした。痒みの理由と、抑える方法を早速見て行きましょう。

アトピーの痒みが昼間より夜に感じやすい理由、それは「気持ちがリラックスしているから」です。昼間は仕事や家事など、なにかとやることに追われていて交感神経が働いているため、多少の痒みにはあまり意識がむきません。それなりに強いかゆみになれば感じますが、薬を塗って押さえ込むことができるので、そこまで辛いことはないのです。

その点、夜は多少のやることはありますが、基本的には寝るだけです。特になにもする必要が無い上に、刺激に敏感な副交感神経が働いているため、昼間には無視できた痒みにも反応してしまうのです。また、お風呂に入って血行が良い状態が長時間続くこと、眠くなると体温が上がることもかゆみを引き起こしやすい原因といえます。

そしてもうひとつの原因が布団。ダニやハウスダストなど、痒みを引き起こしやすいものが付着していると寝転がっただけでもお肌に刺激となってしまいます。

快適に眠るために夜のアトピー対策

まずは、部屋の温度を多少下げる、布団やパジャマを薄めにするなど、体温が上昇してこもるのを防ぎましょう。また、寝汗も刺激になるので、汗をかきやすい襟首などにガーゼを当てて汗を吸収できるようにしておくと快適に眠れます。

忙しく働いているとなかなか難しいと思いますが、布団は頻繁に干すか(花粉でトラブルが起こる人は厳禁!)、布団乾燥機や布団専用クリーナーなどを使って清潔を保っておきましょう。お肌に触れる部分の布・パジャマや枕カバーなどは「絹」が良いそうです。

布団カバーや衣類を洗濯するときは、無添加の洗剤を使用してください。洗剤・柔軟剤の残留成分により刺激が起こり、かゆみにつながる場合があります。

どうしても眠れないときは、抗ヒスタミン薬を初めとする抗アレルギー剤を処方してもらいましょう。薬ナシで耐え抜いたとしても、睡眠が浅く疲れは取れませんから、肌状態は改善しません。抗アレルギー剤には副作用として眠気があるため、眠れない方にはぴったりです。

アトピーが絆創膏や包帯、タオルなどで覆える場所であれば、隠してしまうのも手。しっかりと保護しておけば刺激もあまり伝わりません。とはいえ、朝起きたときに絆創膏が残っている保障はありませんが(笑)。

普段から出来る痒み対策

夜だけでなく、起きているときに気をつけておくべきこともあります。

まずは、食べるもの。詳しくは「かゆみを抑える食べ物とは」に記載していますので、そちらを参考にしてみてください。

そして、自律神経のバランスをよくしておくこと。交感神経は活発に動くとき、副交感神経はリラックスするときに働きますが、バランスを保たないと疲れやすい・体調が悪くなる・ストレスがたまるなど、アトピー肌にとって好ましくない変化が出てきます。

自律神経のバランスを保つには、栄養バランスの良い食事、質の良い睡眠、適度な運動、生活の中で楽しい時間を作ることなどが有効。寝る前には深呼吸して、副交感神経が働くよう体に教えてあげましょう。

もちろん紫外線やスキンケアアイテムなどによる不用意な刺激を防ぐことも大切です。寝ている間のかゆみはすぐには改善されないかもしれませんが、お肌が落ち着くにつれて徐々にしっかりと眠れるようになり、悪循環が止まり好転していくはずです。今日から夜の痒み改善のために、できることを始めましょう!


アトピー博士・ヨウコさんって?

仕事のストレスや不規則な生活の影響で大人アトピーを発症。ステロイドを使わずに治療する方法をとことん調べて実践し、アトピーの自力治癒に成功。30代になった現在、アトピー発症前より美肌になったうえ、常に肌調子が良い状態をキープしています。

そのため友人や会社の同僚に美肌のアドバイスを求められることもしばしば。アドバイスを受けた人のほとんどがトラブルを脱しており、いつの間にやら周囲では「肌で困ったらヨウコの元へ!」が定着化。

「アトピー博士」というニックネームもつき、仕事のかたわら肌トラブルを持つ人の相談に乗る日々を送っています。

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