たっぷり保湿でアトピー撃退!潤い重視の化粧品をランキング発表
アトピー肌を改善するには保湿が一番!バリア機能を守るセラミドに続き、1gで6Lもの水を抱え込める保水力を持つヒアルロン酸をご紹介します。肌内部&表面でどんな働きをするのか、化粧品やサプリメントによって得られる効果など、ぜひ知っておいてください。
ヒアルロン酸は、飲んだり、注射したり色々な取り入れ方があるけど、
化粧品で顔に直接つけるだけでも効果ってちゃんと出てるのかな?
ヒアルロン酸配合の化粧品を使ってみたけど、実際お肌のしっとり感は高いよね。
でも、少しベタベタするから苦手だな。
うんうん。私もそれは思った。
お肌に浸透させればベタツキ感は減ってくるけどね…。
まぁ、このべたつきが水分を多く含んでいる証なんだろうけど。
ヒアルロン酸は水分をたっぷり含んでキープする性質をもつ優れた保湿成分ですが、使用感に敏感なユーザーは「べたつく」と感じることも。べたつく理由や、化粧品に配合されたヒアルロン酸の本当の働きについてじっくり考えました。
1gで6Lもの水を抱えこむほどの超強力な保水力を持つヒアルロン酸は、元々肌の真皮層に備わっている成分で、ゆるい網目構造により弾力をアップさせる効果を担っています。ですが、加齢とともに徐々に減ってしまうため、年齢を重ねると肌のハリがなくなり、シワやたるみが目立ってくるようになるのです。ちなみに、気温や湿度などの条件に左右されず、真皮層にある水分を逃がすことはほとんどありません。
また、表皮にもヒアルロン酸が存在しています。表皮には血管が通っていませんが、表皮内で栄養や老廃物の運搬をする物質の1つとして活躍しているんですよ。
こうした様々な機能を持った成分ですが、実は化粧品などでお肌表面に塗ったヒアルロン酸は、真皮に届くことはまずありません。
元々ヒアルロン酸の分子はとても大きく、お肌の隙間から浸透させづらい物質なのです。近年は低分子化(本来は大きな分子を成分はそのままに細かくし、浸透力を上げる)されたものも多いですが、それでもほとんどが表面にある角質層止まりで、真皮までたどり着くのは難しいとのことですが、効果がないわけではありません。角質層で水分をパワフルに抱え込み、それ以上の水分蒸発を防いでくれるため、お肌のバリア機能は強化されます。アトピー肌にはむしろこちらの効果のほうが嬉しい気がしますね!
ヒアルロン酸含有化粧品をお肌に伸ばすと、どれもベタベタと表面に残るような印象をうけますが、これは「ヒアルロン酸の分子が大きくお肌の表面に残ってしまうため」に起こる現象。また、ヒアルロン酸水溶液は濃度が濃ければ濃いほどとろみがあるため、ヒアルロン酸を配合している以上は、ある程度のべたつきが残るのは仕方の無いことなのです。
対策方法としては、「なるべく小さく低分子化されたものを選ぶ」「化粧品からではなく、体内で生成できるような環境を整える」などが考えられます。
まっ先に思いつくのがサプリメントだと思います。ですが、国立健康栄養研究所の見解によれば「関節痛を緩和する、美肌効果があると言われているが、現時点では、ヒアルロン酸が人体に有効である信頼できるデータはまだない」とのこと。また、安全性については「適切な使用であればおそらく安全だろうが、安全性を裏付ける信頼できるデータはない」そうで、あまり有効な手段とはいえなさそうです。
体内でたくさん作られるように促すには「マグネシウム」や「亜鉛」が重要とのこと。マグネシウムは緑の野菜、牛乳、豆類、魚介類などに含まれています。亜鉛はわかめ、昆布、レバー、カニ、するめ、カキ、海苔などに含まれています。サプリメント等を使う場合、摂りすぎると嘔吐、イライラ、不安などの副作用が出るのでご注意ください。
仕事のストレスや不規則な生活の影響で大人アトピーを発症。ステロイドを使わずに治療する方法をとことん調べて実践し、アトピーの自力治癒に成功。30代になった現在、アトピー発症前より美肌になったうえ、常に肌調子が良い状態をキープしています。
そのため友人や会社の同僚に美肌のアドバイスを求められることもしばしば。アドバイスを受けた人のほとんどがトラブルを脱しており、いつの間にやら周囲では「肌で困ったらヨウコの元へ!」が定着化。
「アトピー博士」というニックネームもつき、仕事のかたわら肌トラブルを持つ人の相談に乗る日々を送っています。