乾燥した皮膚に潤いを与えるコラーゲン

セラミド、ヒアルロン酸と同じくお肌の保湿成分として名高いコラーゲン。化粧品に配合された成分はお肌の上でどのように働くのでしょうか?コラーゲンを化粧品などで補給した時にもたらす保湿効果、体の内側で生成したときに得られる美肌効果について調べました。

  • コラーゲンはよくドリンクタイプを飲んだり、コラーゲン成分がたっぷり入っていそうな食べ物を食べたりしてるよ!

  • …言いにくいけど、それ効果ないって知ってた?
    食べ物で摂取しても、お肌プルプルになる効果はないんだって。

  • うん、知ってる。でもさ、食べないよりいいかなと思って(笑)。
    化粧品のコラーゲンには効果あるのかな?

  • 化粧品にはコラーゲン以外にも色々な成分が入っているから、
    食べるよりは効果があるかもね。

食品に含まれるコラーゲンはほとんど意味がありませんが、本当なのでしょうか?コラーゲン入り化粧品で得られるお肌への効果と、コラーゲン入り食品で得られる効果、どちらもきちんと調べると意外なことがわかりました。

コラーゲンも肌の奥までは浸透しない

コラーゲンは、お肌の真皮層でハリや弾力、潤いを保っていますが、加齢や紫外線などのダメージによって減少してしまうと乾燥肌になったり、ターンオーバーが乱れてシミやくすみの原因になったりします。

化粧品等でお肌を潤すときにコラーゲン配合のものがありますが、ヒアルロン酸と同様に分子が大きく肌に浸透するサイズの600倍もあるため、真皮層まで成分は浸透しません(基本的に化粧品によるケアは角質層への到達が限度です)。

ただし、保水効果が高いため表面近くで水分を溜め込み、バリア機能を強化するのに役立ちます。また、コラーゲンのほとんどは親水性アミノ酸という成分なので、水との相性も良くたっぷり保水ができる上、繊維状なので球体よりはるかに多くの水を抱え込むことが出来ます。

最近では人間の肌にあるコラーゲンと同じ構造をしていたり、吸収力を高めるために低分子化されていたりと、表面より少しでも深い層で、刺激を与えずに機能するよう様々な改良が施されています。より高い保湿効果を求めるのであれば、単なるコラーゲンではなく何かしら吸収しやすい工夫がしてあるものを選ぶのが良いでしょう。

コラーゲンの原料となる物質が高級品であるかどうかは、コラーゲン自体の働きにはまったく関係ありません(別の付帯成分などにより美肌効果が得られる可能性はあります)。

ちなみにお肌の内側のコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸は、真皮層にある「繊維芽細胞」という部分によって生み出されており、アトピーの皮膚トラブルや生活環境・加齢などが原因で繊維芽細胞にダメージが及ぶことで、生成量が減少します。繊維芽細胞を活性化するには、ビタミンC誘導体、レチノール、FGF(線維芽細胞増殖因子)などが配合されている化粧品を使いましょう。女性ホルモン(イソフラボンやプエラリアミリフィカなど)も繊維芽細胞の活性化にはおススメです。

食品から摂取するのは効果なし?

お鍋や料理などから摂取するコラーゲンは、体の中で一度アミノ酸に分解されて、その後何かしらの栄養成分に組み替えられてから働きます。アミノ酸はお肌だけでなく様々なところで使われるので、お肌にどれだけ使われているのかは未知数。たとえお肌に使われるとしても、コラーゲンとして機能するかはわからないので、ピンポイントでお肌への効果を期待するという点では効果がないといえます。

ただし、体にはアミノ酸が必要不可欠ですから、食べないよりは食べたほうがいいのかもしれません。ちなみに、脂と似ていますがコラーゲンはタンパク質。1gあたり4Kcalとなかなかハイカロリーなので、積極的に食品で摂取している方はカロリーにご用心くださいね。

以前までは「食品のコラーゲンは全く効果なし」という認識が正しいとされていましたが、一部のコラーゲンは分解されずに肌に届くということが明らかになりました。それが「ヒドロキシプロリン」というコラーゲンにしか含まれていないペプチド(アミノ酸がつながったもの)なのです。ヒドロキシプロリンは直接お肌の内側でコラーゲンとして働くわけではありませんが、繊維芽細胞を増やす効果が期待できます。

コラーゲンを摂取するなら、美容効果が得やすい低分子化されたものを選んでください。また、コラーゲン生成を手助けしてくれるビタミンCと一緒に摂るほうがよいため、成分がバランスよく配合されているサプリメントやドリンクがおススメです。就寝前に摂取するのが一番美容効果が高いとのことですから、寝る前に忘れず飲んで健康肌を作りましょう!


アトピー博士・ヨウコさんって?

仕事のストレスや不規則な生活の影響で大人アトピーを発症。ステロイドを使わずに治療する方法をとことん調べて実践し、アトピーの自力治癒に成功。30代になった現在、アトピー発症前より美肌になったうえ、常に肌調子が良い状態をキープしています。

そのため友人や会社の同僚に美肌のアドバイスを求められることもしばしば。アドバイスを受けた人のほとんどがトラブルを脱しており、いつの間にやら周囲では「肌で困ったらヨウコの元へ!」が定着化。

「アトピー博士」というニックネームもつき、仕事のかたわら肌トラブルを持つ人の相談に乗る日々を送っています。

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