アトピーの原因

近年、突然アトピー肌になってしまう大人が増加しています。アトピーを引き起こす原因は日常生活の様々なところに潜んでいて、私たちは常に発症リスクにさらされているんですよ。そのリスクとは何なのか、アトピー博士・ヨウコさんに聞いてみましょう。

  • 肌荒れがひどくて病院に行ってみたんだけどさ…
    まさかのアトピーだって!

  • え!でた!大人アトピー!

  • そう!大人アトピーだって…
    他人事だと思ってたのに…こんなに急になることもあるのね…

  • そうだよ..
    子供の頃からアトピーを持っている人と、急に大人になってアトピーになる人がいるよ。

アトピーは子供の病気と思われがちですが、今まで何も言われたことがなかった大人が、急にアトピーを発症するケースが後を絶ちません。

なぜアトピーになってしまうのか、どんなことに気をつけたらよいのか、一緒に見ていきましょう。

大人アトピーの原因は5つ

子供のアトピーは遺伝的要素が強く、次いで卵・牛乳・大豆・小麦・甲殻類などの食品アレルギーが原因だと言われています。大人アトピーはこれらが原因になることも考えられますが、圧倒的に別の要因によるものが大きいのです。

(1)遺伝的要素

アトピー家系でも子供の頃は何も起こらず、大人になって突然発症してしまう人もいます。発症タイミングは誰にもわからないのです。

(2)食べ物

子供の場合はアレルゲン物質が原因ですが、大人の場合は脂肪分の多い食事が原因だと考えられています。

具体的には、サラダ油・菜種油など植物性の油に含まれている「リノール酸」を多く摂っている方が発症しやすいとのこと。摂取を控えることで症状が改善されたという例が報告されているそうです。

リノール酸は生活習慣病をはじめとする様々な病気の原因になると言われているので、アトピーを発症していなくとも控えめにしたほうが無難です。

(3)生活環境

日常に潜むアレルゲン、ダニやハウスダスト、カビ、細菌などが原因でアトピーになることもあります。また、春先に起こる花粉症やペットアレルギーなどでも発症します。

なるべく部屋はこまめに掃除し、アレルゲンを排除しておきましょう。

(4)皮膚のバリア機能低下

セラミドやコラーゲン・ヒアルロン酸・天然保湿因子(NMF)などが角質層に潤いの膜を作り、刺激を皮下へ伝えないようにするのが、バリア機能と呼ばれる働き。これが壊れると様々な刺激を受けるようになり肌トラブルが増加し、最終的にはアトピーを発症してしまうケースが多々あります。

保湿不足はもちろんですが、擦りすぎなどの刺激過多、洗顔のしすぎによる潤い流出、化粧水のつけすぎによる皮下水分蒸発など、間違ったスキンケアが原因になっていることが非常に多いので、一度スキンケアの見直しをしたほうがよいでしょう。

(5)抵抗力が弱る

運動不足や加齢で体力が低下すると、免疫力・抵抗力が落ちてしまいます。普段は反応しないような刺激やアレルゲンに過敏に反応するようになり、これが引き金となりアトピーになってしまうことが多いのです。また、ストレスも抵抗力を弱める原因になりますから、適度に気分転換をするよう心がけましょう。

これらが主な原因ですが、大人アトピーは(3)~(5)の複合要因で起こることが多いです。

自分の力で改善するためには、食生活をバランス良くする、適度に運動して体力をつける、ストレスを上手に解消するのがおススメです。症状がひどい時は我慢せず、皮膚科で相談してみてください。


大人アトピー症状が悪化する原因

アトピーの本当の原因は?

慶応大学医学部皮膚科学教室の実験によると、アトピー性皮膚炎の原因は、ボビス菌やブドウ球菌などの細菌の増殖が原因で起こると判明しました。ある実験で、マウスの皮膚にアトピーを発症させると、皮膚に黄色ブドウ球菌などの細菌が発生しましたが、抗菌治療を行ないブドウ球菌を駆除すると、皮膚炎はほぼ完治しました。逆に、抗菌治療を途中で中断すると、ブドウ球菌はマウスの皮膚に広がり皮膚炎が悪化しました。

私たちの皮膚には肌を健やかに保つために、皮膚常在菌という100万個以上の細菌が生息しています。このような菌は一過性細菌と呼ばれ、24時間以内に死滅しますが、何らかの原因で皮膚に生息し続け、感染症を引き起こす場合があります。それが悪化すると炎症を起こし、痒みが出て搔きむしった箇所から傷口ができます。これがアトピーを悪化させる原因だと考えられています。

アトピー悪化を防ぐ秘訣は常在菌を意識したスキンケアにあり

現段階でできるアトピーの悪化を防ぐ方法は、まずは皮膚を清潔に保つことです。シャワーを浴びる際には、なるべくお肌に優しい低刺激の物がおすすめです。シャワー後にクリームやローションを使って、肌をなるべく清潔に保つようにしましょう。

春は大人アトピーが悪化する季節

春になるとなぜアトピーが悪化するのでしょうか。その原因は、寒い冬の時期に体内に蓄積されていた老廃物が、体が温まることによって外に出るからなんです。寒い時期は体が冷えるので、血管を通る血液の流れも悪くなりがちです。そうすると老廃物が外に出づらくなり、ドロドロとした血液になってしまいます。気温が暖かくなると、血流が良くなり始めるので老廃物も外に押し出されてきます。この老廃物が外に出るということが、アトピーを悪化させる原因なのです。

春の入浴でベストな温度は38~39℃

アトピーが悪化する原因として、汗と乾燥があります。入浴の温度が高いと、入浴後に汗をかいてしまい、肌が乾燥してしまいます。春の時期の入浴は38~39度にしてゆっくりと入浴するようにしましょう。

大人アトピーの悪化を防ぐには”加湿器”で乾燥を防ごう!

加湿器はアトピーに逆効果とも言われていますが、それは湿度が高すぎるからです。湿度をうまく適度に保つと、アトピーの症状を軽くすることができます。最適な湿度の目安は、50~60%程度がおすすめです。

アトピー博士・ヨウコさんって?

仕事のストレスや不規則な生活の影響で大人アトピーを発症。ステロイドを使わずに治療する方法をとことん調べて実践し、アトピーの自力治癒に成功。30代になった現在、アトピー発症前より美肌になったうえ、常に肌調子が良い状態をキープしています。

そのため、友人や会社の同僚に美肌のアドバイスを求められることもしばしば。アドバイスを受けた人のほとんどがトラブルを脱しており、いつの間にやら周囲で は「肌で困ったらヨウコの元へ!」が定着化。

「アトピー博士」というニックネームもつき、仕事のかたわら肌トラブルを持つ人の相談に乗る日々を送っていま す。

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